Maternity Guide

マタニティフォトをセルフで撮る

マタニティフォトを「自分たちで撮る」と決めたとき、道は2つに分かれます。自宅で三脚を立てて撮る方法と、セルフ写真館を1時間ほど借りて撮る方法です。

どちらが良いかは、何を大事にするかで変わります。この記事はセルフ写真館を運営している側が書いていますが、自宅のほうが向いている人には自宅を勧めます。そのほうが結局あとで後悔しないからです。

自宅で撮る場合にかかるもの

スマホと三脚があれば撮れます。スマホスタンドは1,000円台から、Bluetoothのリモコンシャッターも1,000円前後で買えます。撮影小物を100円ショップで揃える人も多く、合計2,000〜4,000円ほどで始められます。

お金以外にかかるのは片づけの時間です。生活感のあるものが背景に写ると一気に日常の写真になるため、壁一面を空ける作業が要ります。白い壁がない場合は、白いシーツを画鋲やマスキングテープで留める方法がよく使われます。

難しいのは光です。日中の窓辺、レースのカーテン越しの光がいちばん扱いやすく、天気の良い午前中が向いています。夜に部屋の照明だけで撮ると、顔に影が落ちて肌の色も転びます。時間帯を選べるかどうかが仕上がりを分けます。

セルフ写真館で撮る場合にかかるもの

料金は店によって幅がありますが、30分〜1時間で3,000〜8,000円あたりが中心です。撮影データを全部もらえる店と、選んだ枚数だけの店があるので、予約前に確認しておくと安心です。

自宅と決定的に違うのは、背景と光が最初から用意されていることです。白い背景紙と照明が組んであるので、片づけも光の調整も要りません。カメラも三脚に固定されていて、手元のリモコンでシャッターを切ります。

もうひとつの違いはカメラそのものです。スマホの広角レンズは近くから撮ると手前が大きく写るため、お腹に寄ると形が実際より膨らんで見えます。写真館のカメラは離れた位置から撮るので、見たままの形に近く写ります。この差は、お腹を主役にする撮影では意外と大きく効きます。

どちらが向いているか

どちらが優れているという話ではなく、条件で決まります。

自宅が向いている人
体調に波があって当日まで予定を決めきれない、上の子が小さくて外出が負担、何度でも撮り直したい、費用をできるだけ抑えたい。自宅なら思い立った日に撮れて、途中で休んでも誰にも気を遣いません。
セルフ写真館が向いている人
白背景のすっきりした一枚が欲しい、部屋を片づける余力がない、夫婦そろって写りたい、印刷して残したい。三脚を立てても夫婦2人が同じ画角に収まる家は案外少なく、ここでつまずく人が多いところです。
スタジオでプロに頼むのが向いている人
衣装を借りたい、ヘアメイクも頼みたい、ポーズを全部指示してほしい。セルフはあくまで自分たちで撮る方式なので、任せたい人はプロに頼んだほうが満足します。

セルフでも失敗しにくくなる進め方

自宅でもセルフ写真館でも共通して効くのは、撮りたい構図を3つだけ先に決めておくことです。その場で考え始めると時間が溶けます。横向きでお腹の線を見せる、正面で手を添える、夫婦でお腹に手を重ねる。この3つがあれば形になります。

枚数は多めに撮ってください。表情は自分では確認できないので、同じ構図でも10枚単位で撮っておくと、あとで見返したときに必ず良いものが混ざっています。セルフ撮影で「もっと撮っておけばよかった」と言う人は多く、「撮りすぎた」と言う人はまずいません。

体調は人によって大きく違います。撮影しても大丈夫な時期かどうか、無理のない姿勢かどうかは、かかりつけの医師や助産師に相談して判断してください。ここに書いているのは撮影の段取りの話だけです。

よくある質問

マタニティフォトはセルフでもきれいに撮れますか?
撮れます。ただし光と背景の2つで仕上がりがほぼ決まります。自宅なら晴れた日の午前中に窓際で撮り、背景に生活感のあるものを写さないこと。この2つを守れば、スマホでも十分に見られる写真になります。
セルフ写真館と自宅セルフでは、どれくらい費用が違いますか?
自宅は三脚とリモコンで2,000〜4,000円ほど(一度買えば使い回せます)、セルフ写真館は1回3,000〜8,000円ほどが中心です。1回きりならほぼ同じくらい、何度も撮るなら自宅のほうが安く済みます。
お腹を出さないと撮れませんか?
出さなくても撮れます。お腹のラインが出る服を着れば形は十分に伝わります。ぴったりしたトップスやニットのワンピースが定番で、素肌を出す撮り方は選択肢のひとつにすぎません。

このページについて

福島市で完全無人のセルフ写真館GENICAを運営している佐藤陸斗が書いています。自店でもマタニティフォトの撮影に使われているため、撮影の段取りや、うまくいかない場面については実際に見てきたことを書いています。

ただし妊娠中の体調や、撮影して差し支えない時期かどうかは医療の判断です。当店は医療機関ではないので、そこには踏み込みません。気になることは、かかりつけの医師や助産師にご相談ください。

料金の相場として挙げている金額は、公開されている各社の料金表をもとにした一般的な価格帯です。特定の店舗の価格を保証するものではありません。

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