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無人販売の盗難は当たり前?完全無人の店を1年半やってみた実際

「盗まれて当たり前」「仕方ない」と言われがちな無人販売。福島市で完全無人のセルフ写真館を1年半続けている店主の、盗難との付き合い方。

当店は表の4行目、場所を貸す型です。店内にあるのは撮影用の機材と什器で、 そのほとんどが据え付けか大型です。売り物の在庫は置いていません。

この時点で、盗難のリスクの性質が変わります。「ついでに持って帰れるもの」がほぼ無いからです。 小物や衣装のような持ち運べる備品はありますが、 それらは転売しても値が付くようなものではありません。

設計の順番

重要なのは、これが防犯機器で守った結果ではなく、業態と什器の選び方の結果だという点です。 「盗まれたらどう捕まえるか」より前に、「そもそも盗んで得になるものを店に置かない」を 決めておくほうが、無人店では圧倒的に効きます。

実際に、開業から現在まで、商品や設備の盗難は発生していません。 運が良かった面もあると思いますが、 先ほどの3事例と比べると、条件がまるごと違っていることが分かります。

被害が出た3事例と、当店の条件の違い
事例1・2・3(物販)当店(場所貸し)
持ち出せる商品ある(スイーツ・カード・アイス)ない(据付の機材と什器)
換金性高い(とくにカード)ほぼない
誰が入ったか事後にカメラで確認予約と結びついて分かる
入店できる人誰でもその時間の予約者のみ
無人セルフ写真館の店内。壁付けのサイネージ、女優ライト付きの鏡とカウンター、支柱に固定された撮影機材と照明が並ぶ
店内の全景。置いてあるのは壁付け・支柱固定・大型のものばかりで、売り物の在庫はありません

写真で見ると分かりやすいと思います。 ディスプレイは壁付け、撮影機材と照明は支柱に固定、鏡とカウンターは造作です。手に持って出られるものが、そもそも置いていない。 防犯の話をする前に、この状態を作れるかどうかで勝負がついています。

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